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一  話

              一  話

 私は標準語が苦手で外であまり話をしない。人が多いと静かに聞くだけだ。話すことは口の重要な働き一つだが、私は話をしていないので、間が持たなくてたばこを吸うことが多くなる。そしてだんだん痩せてきた。
 私はかつて標準語を努力して学んだ。一番始めは大学の時、その後は恋愛をしている時、それからちょっと有名になって良く会議に招かれるようになった時、標準語を真似て話そうとすると、舌がもつれて自分で聞いていても決まり悪い。しまも私の標準語なまりが強い。みんなはあまり聞き取れないと言うので、いつもまた話したり、書いたりして見せなければいけない。このようにすると話をしているとき、思考が中断される。興味もなくなってついにマスターできなかった。
 このよう標準語は上手に話せないので悩んでいた。特に人と付き合う場合、よく間違えて恥をかいた。そこでますます知らない人に会いたくなくなった。社交的な活動にも参加したくないし、だんだん落ち込んできた。私はいつも自信がなく、自分自身を励ました。だがついに話せなくなった。
 一年経って莫言という友人が故郷に来た。私は彼を駅に迎えに行った。その時はまだ彼に会ったことがなかったので、札に「莫言」の二文字を書いた。駅で長い間探し回った時、私は一言も話さなかった。みんな変な目で私を見たが誰も声を掛けてくれなかった。私はついに我慢出来なくなり、一人の人に、
  「○○便の列車はまだ着いてませんか?」と、聞いた。その人は、先ず私の持っている札を裏返して持っていき、その後言った、
  「今、私はあなたに話してもいいね。私はしらない。」
  この時、私はやっと札の「莫言」の二文字を思い出した。人々が札だけを使い、話さないのならいいだろうに。
  私は無口で社交的ではないが、いろいろな人々と仲良くしている。これはいつも私が真剣に一の話を聞き、意見を述べないからだと一人の友人は教えてくれた。このことは標準語を話すのが得意ではないということは良いことでもあるのではないだろうか。
by tianshu | 2006-08-03 07:19 | 翻訳の宿題
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